実現不可能だと思われたアイデアをどんどん達成されていく院長は、最初から“これを絶対にやる”と決めているなぁ・・・と感じます。
また、解決しない悩みの多くは“決めていないから”とも聞いたことがあります。
どうやら “決める” は充実した人生を送る重要なキーワードのようです。
4月にクライアント先でも多くの新人さんが仲間入りされました。
また、新しく加入してくる人もいれば、医院を去っていく人もいます。新人さんでいえば入って数ヶ月もたない・・・というケースも残念ながら少なくありません。
辞めていく人の退職理由は様々ですが、理由以前に
「この医院でずっとやっていくんだ」
「最低でも3年はがんばる」
といったように“続けていくことを決めていなかった”人が多いように感じます。
決めていない人は、職場環境や人間関係での不満をどんどん見つけるようになります。
「休憩が短い」
「院長のあの言い方はひどい」
「滅菌に不安がある」
「有給が取りにくい雰囲気がある」
「帰る時間が遅い」など、
“自分が辞めるべき理由探し”に意識が向かうようになります。
一方“続けていくと決めている人”は、不満を吐くだけに終わらすことなく
「休憩時間を少しでも長く取るためにはどうしたらいいだろうか?」
「院長が私に伝えたかったことは何だったんだろうか?」
「滅菌レベルをあげるためにはどうすればいいだろうか?」
「有給がちゃんと取れる環境にするにはどうしたらいいだろうか?」
「今よりも30分早く帰るために必要なことは何だろうか?」
といったように、それらの問題を解決するためにはどうすればいいのだろうか?に意識が向きます。
この職場で続けていくことを“決めている”訳ですから、続けていくために問題を解決する必要があるからです。
さて、あなたの場合はどうでしょうか?
「この医院でやっていくんだ」と決めていますか?
退職には、出産や独立、夢を叶えるための転職といったようにステップアップとなる退職もありますので、辞めることが単に悪いとは言いません。
ただ、「この医院のここがイヤだから辞める」という退職理由の場合は「では、その問題を解決するために、あなたはどう動きましたか?」と尋ねると、何もしていないことも多いのです。
「そこがイヤならばこうしてみては?」
という提案をしても
「それはちょっと・・・」「いやそれだけではなくて」と辞めるための理由が沢山出てきます。
そうです、“辞めるということを決めている”からです。
そんな人間心理を考えつつ、
「ここで続けよう、続けたい」
と一人でも多くの人に感じてもらえる職場作りをクライアントの皆さんと共に叶える歩みを続けていきたいと思っています。