日々、仕事を提供する相手は様々であり、それに伴い提供する内容も様々です。皆さんも患者さんによって提供する医療内容が違いますね。
そこには当然責任が伴いますので、大なり小なりプレッシャーがのしかかり、心が“ざわざわ”としてきます。
このざわざわ、私の場合はまだまだ心地よいと言える境地には辿り着けておらず、経験年数を重ねていくごとに慣れてくるかというと、全く慣れることなく気づけば30年経ってしまいました(#社会人30周年おめでとう)。
訪問が連日続く週などは、そのざわざわで無口となり、そのピリピリオーラは弊社スタッフにとっては迷惑この上ない状況でしょう。
この“ざわざわの感情”、その正体をもう一歩踏み込んで考えてみると、大きく2つに分けることが出来そうです。
1つは「不安」です。
「上手くいかなかったどうしよう」
「このスケジュールで大丈夫だろうか」
「持参する資料はこれでは不足では」
などなど、悪い結果を想像してしまうことでの「不安」ですね。
2つ目は「緊張」です。
「明日は〇〇の実行日。きっと上手くいく」
「来週は新規クライアントとの初面談日。とっても楽しみ」
「早くこの資料を院長に見てもらいたい」
など、良い結果を前提とした「緊張」感です。
この「不安」と「緊張」の関係性、それは“準備”にあることに気づきました。
スライドなどの資料作りが甘かったり、ミーティングの議題が曖昧でゴールが見えていないことだったり、
現地までの交通手段が確認できていないなどが「不安」を招きます。そこに共通しているのは“準備不足”です。
資料が甘ければ更に作りこみ、ミーティングの議題が曖昧であればクライアントに連絡して協議する、
初めていく場所は複数の交通手段を調べておき、不測の事態が起こっても遅刻しないようにする。
こういった“準備”を重ねていくことで、少しずつ不安のざわざわが小さくなっていく感じがしています。
そして、不安が小さくなっていくことと反比例して大きくなってくるのが「緊張」です。
不安と同じように「緊張」も負の感情だと捉えている方も多いかもしれませんが、
適度な緊張を感じているときが一番能力を発揮することができると言われています。
オリンピックなどの大きな晴れ舞台で世界記録を更新するスポーツ選手が分かりやすい例です。
一方で準備にこだわればこだわるほど時間も必要となってきます。
誰にでも1日は24時間と決まっているのは現実。準備に必要な時間を生み出すためには、やることの前に“やらないこと”を決めるほうが大切ではないかと考えています。
さて、皆さんにも“ざわざわ”はありますか?そしてその正体はなんでしょうか。