新しい年が始まり、あっという間に2ヶ月が経とうとしています。
「今年は本をたくさん読むぞ!」「この資格を取るぞ!」「旅行に行きたいな」「マイホームを建てるぞ!」など、
“こんな年にしたい”と年初に掲げた目標や夢へのスタートは順調でしたか?
多くのクライアント医院でも、目標シートや色紙などにそれぞれが「2022年の目標」を記し、全員の前で発表するというのが恒例行事となっています。
目標発表を間近で聞かせていただく中で「この人はきっと達成するだろうな」だったり、「自分のキャリアに繋がる目標設定ができているな」と感じる人がいます。
そんな目標(仕事における)を達成する人の共通点を今回はご紹介します。
①達成基準が明確である
「本をたくさん読む」よりも「1年間50冊読む」、「運動をする」よりも「毎日6000歩以上歩く」、「親孝行をする」よりも「誕生日には食事に招待する」のように、明確な達成基準課を決めている方は目標をクリアしている確率が高いです。
なぜならば達成基準が明確でなければ達成したかどうかが分からないからです。
また「1年で50冊ということは月に4~5冊、つまり週に1冊読むことが出来れば達成できるな」というように、目標を分割して取り組むことができるというのも、達成の確率を上げていると言えます。達成基準が明確であるというのは、達成感を得る上でもとても大切なポイントです。
②自分のキャリアになる目標である
立てた目標を大きく2つの観点で分けるとすると“他者(医院含む)のための目標”と“自分のための目標”に分けることができます。
他者(医院)のための目標とは、院長や先輩に指示されたことや周りの人の目標内容を参考にしたりと、自分自身はそれに興味はあまりない、取り組みたいとは思わないもの、つまり何となく設定したというものです。
一方で自分のための目標とは、それを達成することが自分自身のキャリア(メリット)に繋がるものです。
例えば「認定歯科衛生士の資格を取得する」「訪問診療での口腔ケア技術をマスターする」などは、たとえ今の医院を退職した後でも自分のキャリアや技術となり、新しい就職先でも良い条件で勤めることができ、自分に有利に働く目標です。
多くの場合、人は自分のメリットとならない事にはエネルギーを注ぐことができません。
せっかく取り組むのであれば、自分のキャリアとなり自分の人生を豊かにしてくれることの方が良いのは言うまでもありません。
改めて年始に立てた目標を見返してみていただくと、他者と自分、どちらの目標が多いですか?
そして、他者のための目標となるか、自分のための目標とするかは、自分自身の捉え方でどちらにでもなるということを。
目標達成する方の最大の共通点は、なにごとにおいても“自分ごとに変換することができる人”なのかもしれません。