「ザ・プロファイラー」
BSで放送されているお気に入りのテレビ番組。
歴史上の様々な人物を取り上げ、それぞれが転機となった出来事において、どのようにして自分の道を切り開き、歴史に名を刻んでいったのか?を分析していく。MCの岡田准一さんを始めとしたゲストの方々のプロファイルの視点もとても学びになります。
特に印象に残っているのは、
石油から富を築いた大富豪である「ロックフェラー一族」。
どのようにして富を築いていったのかの中でこんなエピソードが紹介されていた。
石油缶を作る作業員に対して、初代ロックフェラーはこう尋ねる。
「接着に使うはんだは何滴か?」
「40滴です」と作業員。
「38滴に出来ないか?」
という事で38滴で試してみたが、それでは接着が出来ず、結果として39滴であれば接着が可能という事が分かった。
40滴が39滴。たった1滴か・・・と思った瞬間、
ゲストの星野リゾートの星野氏が「40滴を39滴にするということは、2.5%の削減になる。これは経営上とても大きな利益を生む」と鋭い指摘。
これが大きな成功を生む人との視点の差なのだろうか・・・。
がっくりと落ち込んだと同時にテレビの前で正座した。カッコよすぎです星野氏。
「小さな積み重ね」これをバカにしないことは本当に大切。
以前、クライアントのご夫婦とゴルフに行った時のこと。
コースを回るカートにこんな注意書きが貼られていた。
「円滑なプレー進行にご協力を」
・前の人が打ったら間を空けずに次の人がティーアップする(1打5秒短縮)
・カート道と反対方向に球が飛んだ場合は歩く(2分短縮)
・最初&2番目にホールアウトした人が運転とピンを担当する(1ホール20秒短縮)
たった5秒、たった2分なのだが、これらを意識した結果、ゴルフ場が求める時間内でプレーを終了することができたのです。
これを歯科での“待ち時間”で考えてみます。
それぞれ環境の違いはあれど、興味深い現象があります。
それは恒常的に待ち時間がある医院はどれだけスタッフが揃っていても、キャンセルが多くても待ち時間があります。
逆に待ち時間がほとんどない医院では、どんな状態でもないのです。
待ち時間問題は様々な要因があるので、一般化して語れませんが、1秒、1分をどのように捉えているか?の意識の差が結果として大きな差を生むのかもしれません。
僕もジムでトレーニングをする時は、スクワット1回をごまかさないようにするぞ!と心に強く誓った今日この頃。