コロナウイルスの感染拡大を機に、全国的にマスクが不足していましたが、
最近は少しずつ流通してきたものの、それでも単価は高く、もう少し品薄状態は続きそうですね。
弊社の業務もこの数ヶ月で様変わりし、各医院での感染予防対策の情報提供を始め、
診療を続ける場合、縮小する場合で対策も実行内容も違ってきますので、そこへのサポート。
また、資金繰りとしていくつかの医院では、雇用調整助成金やコロナ特別貸付の申請を行うことになり、
その専門家との橋渡しもさせていただいてきました。
実際、各院長で考え方が違いますので、午前と午後の医院で全く違う思考回路で物事を考えないといけない毎日ですが、
そもそもどの医院でも当てはまる正解など、今回のコロナに関してはありません。
私どもの役目は、各院長の決断のサポートと、決断された事が正解になるようにサポートすることです。
こういう緊急事態が起こると、よく人の本性(?)が出ると言いますが、
普段はどちらかというと強いリーダーシップで医院を引っ張っていかれるタイプでない院長が、
次々と決断をくだされ、もの凄い強いリーダーとしてその存在感を大きくされている方もいらっしゃいます。
横で見ていて、ほんとカッコいい。
さて、話は冒頭のマスク不足に戻りますが、
今回、雇用調整助成金の手続きで弊社クライアントをサポート下さっている社会保険労務士さんが、
個人のルートでマスクを手配して下さいました。
雇用調整助成金の業務での殺人的な忙しさの合間を縫って、ベトナムから仕入れてくださったのですが、
「今回は人助けですから」
と仕入れ値と送料のみの利益ゼロ(手間と人件費考えれば大赤字でしょう・・・)
でご提供いただくことができました。
この社労士さんもカッコいい。
クライアントを中心に希望を募り、歯科関係だけで約600箱。
海外からの配送が不安定な心配はありましたが、本日無事に到着しました。
品質も4層構造の高品質のようで、一安心。
注文数が多い医院と遠方の医院は直送とさせていただきましたが、
近場の医院には車にギュウギュウに詰め込み配達ツアー。
「ありがとうございます!」
「これで安心です」
「ちゃんと箱に入ったマスクを久しぶりに見ました!」
と、どの医院でも喜んでいただくことが出来、ほっとしています。
マスクが不足し困っている医院がある。
それが手に入るルートが見つかる。
手に入れてお渡しする。
実際に行ったことはシンプルに言えばこの3行です。
たったそれだけのことなのですが、ご案内した時にネガティブなご意見も数名の方からいただきました。
もちろん、それぞれの正義がありますので、そこで戦うつもりは全くありません。
ただ、こんなシンプルな事でも、そんな事が起きてしまうものなんだなぁ・・・と、
ほんのちょっぴりだけ引きずっておりましたが、今日の皆さんの笑顔を見て、
「見るべき人はこっちだわ」とスッキリです。
広島の緊急事態宣言も明け、
今週からはオンラインミーティングから実際の訪問に少しずつ戻っていきます。
オフィスワークが増えていたこの2ヶ月間は、このコラムを頻繁に更新していましたが、
今後は落ち着くことが予想されます。
ほんの2ヶ月とは言え、自分の考えを文字にするというアウトプットは、
想像以上に得るものが多かったですし、「あ、俺ってこんなこと考えていたんだ」と
自分の無意識と出会うことにも繋がりました。
表現力はまだまだ課題だらけですが、
今後も文字にするアウトプットは習慣にしていきたいと思っています。
ではでは、今日はこの辺で。