人の心理

2020.04.17

全国に緊急事態宣言が出され、日本全土が自粛が求められる中、各クライアント医院でも診療の大幅な縮小や、改めて学校が休校となり、保育園も預けられないところもあるようで、出勤できないスタッフさんも出てきています。

 

そんな状況ということもあり、この1週間ほどは、医院運営に関する様々なご相談電話やメールを頂いています。

 

短期間でこんなにもメールを打ち、こんなにも電話したのは初めての経験です。

 

私は感染症の専門家ではありませんので、実際の感染予防対策については、適切なアドバイスは出来ませんが、各クライアントが取り組んでいることを間近で見ている立場でもあります。

 

今はその共有に価値がありますので、その役割と、

患者さんやスタッフの心理的なものも含めたケアをどうしていくか?

診療を縮小した際の資金繰りをどうしていくか?

 

といったご相談に乗らせていただくことが多いです。

 

巷でも言われているように、今回のコロナは前例がないことです。

言ってしまえば、こうすれば間違いないという答えが見えないことも多く、昨日の正解が今日は間違いであることも起こりえます。

 

それでも、人の心理というのは、ある程度答えと言いますか、こうすれば良いというものはあります。

 

例えば、診療縮小を行う場合、全てのスタッフに出勤してもらう必要がなくなる医院もありますが、

その際、「出勤は常勤、パートは休み」とそのまま決めてしまうと、それを受けるスタッフの心理としては、

常勤は「いつも常勤ばかりが負担を負う」と感じ、

パートは「なにかあるとすぐにパートは切られる」という感覚を抱く可能性があります。

 

常勤だから、パートだからと区分けするのは、ある面、便利でありがちな決め方ですが、それを埋め止めるのは感情を持った人間です。受け止めやすい表現を考える必要があります。

1つは勤務形態で決めるのではなく、個々が担っている「役割」から決めていくというものです。

現在あるいは今後必要とされるであろう業務内容と照らし合わせて、出勤体制や役割の再分配を行うと、結果的に常勤が担うことが多くなったとしても、納得感を得やすくなります。

 

今は、誰もが言葉に敏感です。

不安に襲われている時期だからこそ、身近な人には優しさを持って接することが大切だなと感じています。