手当ての意味

2020.04.15

皆さんが毎月医院から支払われている給与ですが、その「明細」を見たことはありますか?

「もちろん毎月見ています!」という方がほとんどだと思いますが、それぞれ支給されている手当の意味や目的までを考えたり、知っている人は意外に少ないかもしれませんね。

 

そこで今回は給与の内訳である「手当」のいくつかについて、その意味、目的を取り上げてみましょう。まずは「職務手当」です。

 

そもそも職務手当とはなんぞや?から言いますと

「特定の職務に対して必要とされる特殊な技術や技能、資格、複雑性、責任度等に対応して支給される手当」

と定義されているようです。かなり抽象的で範囲も広いですね。

 

ちなみに法律上必ず支払わなければならない手当は

「残業手当」

「深夜残業手当」

「休日出勤手当」

の3項目で、極端に言えば「職務手当」は支給しなくても違法ではありません。

 

定義が抽象的ですので、人によってその解釈は違いが出ますが、私は「職務を遂行する上で必要になるお金の補助」として職務手当というものがあると解釈しています。

 

例えば歯科衛生士。

この職務を遂行するためには、最新知識や技術の習得が常に必要です。

本を買うこともあるでしょうし、セミナーに出かけていく事もあるでしょう。

練習用のマネキンやマイキュレットを購入する人もいるかもしれません。

つまり、歯科衛生士として活躍し続けるためにはお金がかかるし、活躍してもらえると医院にとってもメリットがある、だからその補助をしましょう、それが「職務手当」の意味、目的です。

 

歯科衛生士という資格自体に支払われている訳ではありません。

 

この考えは「役職手当」も同じです。

例えば、チーフ職を務められている方の場合、リーダー向けの本を読んだり、時には落ち込んだ部下を誘って、食事に行くこともあるかもしれません。

やっぱり大なり小なりお金がかかりますよね。リーダーという職務を遂行する上で必要になるお金の補助としての「役職手当」なのです。

 

医院によっては、各職制ごとの専門誌の購入代金やセミナーの受講料、スタッフだけの飲み会費用など、本来ならば個々が支給されている手当から支払うべきものを医院が全額負担している所も珍しくありません。

 

それは間違っている、自分で払わないといけない!と言いたい訳ではなく、スタッフの皆さん個々がそれを「医院が負担して当たり前」ではないことを知っていることが、経営者と従業員間の良き人間関係を維持していく上ではとても大切なことではと思います。

 

手当を資格や役職のご褒美と捉え努力をしない人と、手当から自己投資をして成長していく人。

実際どちらのタイプも存在しますが、やっぱり後者の人は自分の職務にプライドを持っていますし、仕事も出来る人が圧倒的に多いです。そしてその姿は、ほんとカッコイイのです。

給与は生活の土台ではありますが、その中の一部でも、自己成長のために投資してみてください。未来にその何倍にもなってかえってきます。