忙しさの種類

2020.04.02

各医院で個別面談を行わせていただいておりますが、頻繁に出てくる言葉のひとつに「忙しい・・・」があります。

自分のキャパを超えた忙しさは心身ともに負担となってきますが、例えばプライベートで旅行に出かけ、普段の何倍もの距離を歩き観光地巡りをしたとします。体はとっても疲れているのに心は満たされている。そんな経験をされた方も少なくないのではないでしょうか?

 

忙しいという漢字は「心を亡くす」と書きますが、つまり、しんどさを感じているのは体ではなく心であるということのようです。

 

では、仕事とプライベートでは何が違うのでしょうか?

例外はありますが、個別面談で「忙しい」を言葉にする方の表情はどこか険しく、笑顔ではありません。

どこか「忙しい=悪」と捉えているようにすら見えます。

 

一方、プライベートで忙しくされている方の表情は?というと、「わたし、充実してまーす!」と明るい表情をされている方が多いです。

「コンサートに言って、夜行バスに乗って帰ってきたんですよ~。そしてそのまま寝ずに仕事です。ほんとバタバタな週末でした!」と笑顔で話されていた方を思い出します。

 

話を仕事に戻します。もし仮に「忙しい=悪」という解釈をしていたとすると、仕事が増えれば増えるほど心は当然しんどくなります。

悪な訳ですから、どうすれば楽になるか?を考えるようになります。

 

楽をするということ自体は決して間違っているとは思いませんが、その為の方法はとっても重要です。

「やる時間がない」「これをやる意味が分からない」「負担が大きすぎる」といった言葉をよく聞きますが、それらは私の経験上、単純に「楽をしたい」という思惑が透けて見えます。

 

「どうすればもっと効率的に出来るだろう?」

「どの能力を上げればもっと精度が上がるだろう?」

「2つの仕事を同時にこなすにはどうすればよいだろう?」

といったように「仕事の成果や質」を落とすことなく、新たな方法を提案してくれる人も多くいらっしゃいます。こういった思考の人はそれが自分を成長させてくれることが分かっており、同じ楽でも、それを「楽しんで」いるように見えます。一緒に仕事をしていると、こちらも楽しくなってきます。感情は人に伝染するんですね。

 

とは言え、忙しいもんは忙しいし、しんどいものはしんどい。それも確かにそうですね。こういう私自身も忙しすぎるとイライラしてしまいます。

 

ただ間違いないことは、皆さんが忙しく一生懸命仕事をして下さっているからこそ、今の医院の繁栄があるのです。医院が繁栄しているからこそ、私たちはお給料をいただくことができ、日常生活を営み、趣味に時間を割くことも出来ます。忙しい=悪 ではなく、忙しく役割を務めていることに「プライドと誇り」を感じるべきなのかもしれませんね。