急須とむし歯の共通点

2020.03.18

「ツールの役割とは何ぞや?」

と問われると、その答えは“伝えたい事をより分かりやすく伝えるための道具”という事かなと思います。
この

“分かりやすく”

というのが大きなポイントです。

 

ここで1つ例え話です。皆さんの医院に訪れた患者さんに、かなり進行したむし歯があるとします。

歯の表面は大きな穴はあいていませんが、内部はかなりむし歯が進行しており、治療ではかなりの面積を削らなければなりません。

しかし、患者さん自身はそんなに進行しているという自覚がない・・・。

このまま何の説明も無しに治療を行なうと、削った面積を見て

「え??こんなに削らないといけなかったの?」と感じられる可能性がある。

だから、きちんと事前説明をしておかなければならない・・・。

 

皆さんならばそのような状況で、どのツールを使って説明をされますか?

まず真っ先に思い浮かぶツールは、C0~C4までのむし歯の進行図が記されたツールですね。他にはどうでしょう? むし歯の進行を “分かりやすく伝えるための道具” として使えそうな物はありますか?

下の写真は見ての通り、お茶を淹れる際に使用する「急須」です。

この急須。
よ~く観察してみると、ふたには小さな穴があいており、
ふたを取ると中は大きく空洞という構造になっています。

この構造って・・・「むし歯の構造」と似ていません?

 

仮に・・・仮にですよ、患者さんにこの急須を使ってむし歯の説明をしたとしたらどうでしょう?
かなり “分かりやすく伝える” ことが出来るのではと思うのは私だけでしょうか。

むし歯の説明にいきなり急須が出てくる。
インパクトも抜群で、患者さんはきっと忘れることはないでしょう。

かなり極端な例ではありますが、ツールの役割は“分かりやすく伝える”であると考えると、歯の図が書かれたツール以外にも、表現する方法はいくつもありそうですね。

 

さあ、急須を持って、説明に向かいましょう!(いないか!?)