写真が映し出すもの

2019.09.26

人物写真は「関係性」を映す、と言います。

 

まず、写す人(カメラマン)と写される人との関係性。
嫌いな人はもちろん、良き関係性が築けていない人にカメラを向けられても、良い表情にはなりません。

 

次に集合写真のように、他の人と共に写真を撮る場合は、一緒に写る人との関係性です。
チーム内での関係性が上手くいっていなければ、それが映し出され、上手くいっていれば、静止画でありながらそこから笑い声が聞こえてきそうなプラスのエネルギーが伝わってきます。

 

私はクライアント医院で集合写真を撮らせていただく事が多くあります。

毎年決まった時期に恒例行事として撮らせていただいている医院もあれば、スタッフの入れ替わりや、イベント後の記念写真など、不定期での撮影の場合も。

 

今回は新人さんの加入と制服を新調された事もあっての撮影でした。

 

この医院でお仕事をさせていただくようになって、今年で12年となります。
12年前、初めて院長ご夫妻とお会いしたときの事を今でも鮮明に記憶しています。

 

当時は成長期の医院においては避けることの出来ない課題が山積みで、そのサポートとしてのご依頼でした。
院長面談やスタッフ面談を通して、課題を洗い出し、その一つ一つに正面から向き合っていきました。

 

私自身、まだまだ駆け出しだった事もあり、今思えば、無理難題を院長にお願いしたこともありましたが、決してそこに異を唱えることなく、取り組んで下さったことは本当に頭が下がる思いです。

 

院長業務以外にも様々な役をお持ちという事もあり、定期訪問日だけでは時間が足りないこともよくありました。そんな時は休日を使って弊社にお越しいただき、一日かけて課題に向き合い、そして現場で実践していくの繰り返しでした。

 

その結果、医院はどんどん成長していき、医院の規模、スタッフ数も倍の規模となりました。

今はどの医院でも求人では苦労されていますが、この医院はスタッフ数で困ったことはありません。
なぜなら、退職がほとんどないからです。結婚や出産があっても、戻ってきてくれる事も多いです。

 

今回、集合写真を撮らせていただき、スタッフ一人一人の表情を見たとき、思わず・・・ぐっと、きてしまいました。

 

院長や奥さまが、どんな困難からも目をそらすことなく向き合ってこられた良き結果が映し出されていたからです。

 

もちろん、この医院の物語は道半ばです。
まだまだこんなもんじゃありません。
伸びしろ、可能性が無限に広がっています。

 

私にとっても、この仕事をしてきて良かったと感じさせてくれる記念となる一枚となりました。

 

普段は、特定のクライアントの事を記すことはほとんどありませんが、今回は記憶に刻んでおきたかったので、院長ご夫妻とスタッフの皆さんの許可を得ての掲載です。