言霊

2019.05.15

言霊(ことだま)
と昔から言われるように、言葉には想像以上の暗示力があり、実際に口や耳にする頻度が多ければ多いほど、その影響を大きく受けてしまうようです。 

 

たとえば、「忙しい」という言葉。 

 

「忙しい中、ほんとにごめんね」

「忙しいのは分かっているんだけど」

「さらに忙しくさせてしまうんだけど」

といったように、誰かに仕事をお願いする際、こういった言葉をつけてしまうことはありませんか?目的はきっと、相手に対して気遣いや感謝の気持ちですよね。 

 

しかし、そんな労わりの気持ちの言葉でありながら、「忙しいあなたへ」という言葉を使うわれた相手は、「私は忙しい」「私は大変なんだ」「ほんと忙しくてイヤになる」といったネガティブな感情を呼び起こしてしまうかもしれません。 

 

実際に「忙しい」「大変」「しんどい」「キツい」といった言葉が多く飛び交っている医院は、どことなく“疲れた雰囲気”が院内に充満しているように見えることが多くあります。 

 

とはいえ、「忙しい=患者さんからの支持を得ている」と考えると、忙しいことは決して悪いことではありません。社会人としてのあなたは、「その忙しさをどうポジティブに捉えることができるか?」をどのくらい意識しているでしょうか?

 

たとえば、誰かに仕事を頼むとき。 

あなたにしかできない――― 

いつもいい仕事をしてくれてありがとう――― 

あなたがいてくれて良かった――― 

 

といった言葉をそえて語りかけてみます。 

 

受けとめた人はどんな印象になるでしょうか? 

私にしかできないんだ――― 

今回もいい仕事をしよう――― 

私はこの医院に必要とされているんだ――― 

 

というエネルギーになるかもしれません。

 

事実や状況は変えられなくても、“どの言葉を使うか?”は私たちの選択です。それは自分に対してかける言葉も、です。 

 

「今日も忙しくてしんどかった・・」 

「なんで毎日、こんなにキツいんだろう・・」 

「こんな仕事早く辞めたい・・」 

というネガティブな心の声よりも、 

 

「今日もこの医院で仕事ができて良かった」 

「明日もいい仕事をしよう」 

「この職場を選んで良かった」 

と受け止められる言葉を選ぶ習慣は大きなエネルギーになります。

楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔だから楽しくなってくるとも言われます。今日の自分をハッピーに出来ない人は、きっと未来のハッピーも手に入りません。同じ状況におかれても、それをどう捉えるかは自分の選択です。

どんなに忙しくても、まずは、笑顔を引き出す言葉から。あなたの言霊が仲間や自分自身の毎日を作るのです。