前提の差

2019.05.10

「ああ、それはうちでは難しいですね・・・。」

「ほうほう、面白いですね。ぜひやりましょう!」

 

このように同じ提案を行っても、医院によって真逆の反応であることがよくあります。

 

各医院によって、背景・事情はそれぞれです。同じ提案でも実践の難易度は当然違いますが、その難易度の前にそもそもの“前提”が違うと常日頃から感じています

 

前者は“出来ない・やらない”ことが前提となった考え方であり、後者は“出来る・やる”ことが前提となった考え方です。

 

特徴として、“出来ない・やらない”医院は、新しい取組みに対して、まずは“出来ない理由”、“やらなくてもいい理由”を見つけることからスタートします。

 

これまで経験の無い新しい取組みである以上、多かれ少なかれ“壁”はあります。出来る方法を探すよりも、“出来ない理由”を探す方が簡単なことです。

 

逆に、“出来る・やる”医院の特徴は、新しい取組みに対して、“実践可能な第一歩”を見つようとします。いきなり100点は無理かもしれないけれど、どうすれば50点が取れるか?50点が無理ならば30点では?10点では?というように、どんな形であれ“出来る・やる”ことを前提とした考え方をします。

 

この“考え方”は院内に伝染します。上記の事柄を“人”ではなく“医院”と記したのはそのためです。

 

私は“提案”することが主たる仕事の一つですので、前者でも後者でも一度は提案を行いますが、スタッフの皆さんの中に、せっかく良いアイデアを持っている人がいても、“否定される怖さ”があると、提案そのものをしなくなります。

 

提案・実践を運動と例えるなら、言わない・言えない・やらない医院は運動不足の状態です。



普段、何の運動もしていなければ、ちょっと走っただけで息があがってしまうように、小さな提案や実践でも負担感を人一倍感じてしまうのです。そしてどんどん“実践しないことが定着した医院”になってしまうのです。

 

私たちがお店やサービスを利用するとき、常に変化があり、お客様のために努力しているお店を選びます。私たちがサービスを提供する側となった時も、同じように変化をもたらし、患者さんのために努力する。その循環こそが私たちの生活を豊かにしてくれるのではないでしょうか?

 

さて、皆さんの医院は前者、後者、どちらですか?